大分県医療生活協同組合大分健生病院

Interview

研修生インタビュー

総合診療科専攻医3年目

在宅診療にて看取りが増えると考えられ、COⅥD -19流行を機にその機運はさらに高まったと考えられます。
病院や診療所へなかなかアクセスできない患者さんたちに各科の初歩的な診療を包括的に実践し、QOLの改善に役立ちたいと思い、総合診療に興味を持ちました。

健生病院では、マンツーマンによる指導で、各科の指導医から専門性の高い知識を学ぶことができます。
訪問診療など、今後ニーズの増える領域において、実践的な学習を行えると感じました。
お昼にはその日の入院患者さんの紹介カンファレンスがあり、都度上級医に相談が行いやすいなど、診療に携わる上で働きやすいです。
まとまった時間で相談することも可能で、指導プログラムの責任者の先生とは面談を定期的に行い、進捗度などの指導を受けることができるので、自身の学習しなければならない領域を把握しやすいです。
訪問診療に比較的早期から携わるため、患者さんに応じた対応、処置などを実践的に学ぶ事ができます。
訪問診療に代表されるような患者さんにとって密な医療やケアの提供ができます。

また、病床数が多すぎないために他職種との連携(看護師、 リハビリ、検査技師、放射線科技師など)がしやすく患者さんごとの対応が行いやすい点も魅力です。
竹田市の診療所では、慢性疾患管理を主として診療を行っていますが、多忙による画一的な対応とは対称的に必要な部分は医師が主導しながらも、患者さん個人の性格や意志にも寄り添い治療決定を行うことができます。

総診に関心のある医学生・研修医に向けてメッセージ

他科の専門性が高まる昨今において、患者さんから望まれる「当たり前」の医療提供を行う役割を担う総合診療科のニーズや期待度はさらに高まりつつあります。
そのような患者さんの表情をみながら、的確な病状の把握を行い、必要な際に他科との連携を通していかに QOLを改善させるかが求められる診療科であると考えています。
患者さんへの共感を通して内科疾患の診療を行い、治療を達成させた時にはその喜びは一入です。
皆さんにも、興味がおありでしたら、是非見学などに来られてください。