総合診療科専攻医2年目

病棟での担当患者さんの管理、救急車で来られた患者さんを救急対応、そのまま入院して担当しました。
場合によっては退院してからも往診で関わらせていただいたり、外来の研修も行ったり、発熱外来や初診外来も担当しました。
上部消化管内視鏡で胃カメラの勉強や当直の研修も行います。
自分は最初から1人で当直に入ることが不安だったので、相談して上級医の先生に電話相談という形で一緒に入っていただきました。
上級医の先生方は、忙しい中でも、その場で指導くださり、勉強になることばかりでした。
カンファレンスやカルテ回診でも、たくさんご指導いただき、学びの多い毎日でした。
また、自分の手に負えない時には、必ず上級医の先生のどなたかに助けを求めることができる環境です。
また、レポートや提出物など、自分では分からないことだらけで、優しい医局秘書さんにたくさんお世話になりました。

プログラムの特色は自由度が高いことだと思います。
内科領域では、将来像に沿って研修する専門科やそれぞれの研修期間を選択することができました。
また、総合診療領域では、訪問診療や病院内での病棟、外来、救急、健康診断、そして地域に出ていく保育園検診や認知症カフェなど、様々な分野での研修ができます。

大分健生病院の良さとしては、慢性期の患者さんに、多職種で積極的に介入できることだと感じています。
患者さんが元気に暮らして行けるように、という共通の目標に向かって、全力で取り組んでいます。
その他にも回った研修施設の良さとしては、大きい病院だと、診療科が多岐にわたって充実していたので、専門的な診療を行っており、強みだと感じました。
先生方や看護師さんだけでなくて、医療スタッフの方々みんなが地域のために少しでも役に立ちたいっていう思いを持っていて、素敵な環境だなと思いました。

総診に関心のある医学生・研修医に向けてメッセージ

病気を治療することに加えて、患者さんの家での生活をイメージして必要な治療を考えたり、病院に来れなくなった患者さんのところに診察に行ったり、様々な角度から患者さんに介入できる科だと感じています。
総診について学ぶほど、ますます学びたくなる、とてもおもしろい科です。
また、健生病院には、全ての患者さんの、人間としての尊厳を、最後まで守りたい、と願い行動する上級医、スタッフがたくさんいるので、関心のある方は、ぜひ実際に足を運んでみてください。