
大分健生病院は、大分市の中心部に位置し、地域住民の「安心して診てもらえる病院が欲しい」というニーズによって、1981年に設立されました。
急性期から回復期までの入院、そして在宅医療を一貫して行うことが可能で、病院全体で総合診療を行っています。
1984年以来37年間で38名の研修医受け入れ実績があり、研修においては小規模病院の利点である「診療科の垣根がないこと」を研修上最大限活用し、総合研修方式で行っています。
継続的に学び続けることで、本当の意味で知識と技術を身に付けることが可能です。病床数130床と年間救急車搬入台数300台ではありますが、その全てが研修医に集中するため、1研修医あたりの症例数は大規模病院に劣りません。
付属施設としては、医科歯科連携で高齢者の健康を入り口からケアするための「けんせい歯科クリニック」、地域の在宅医療を家庭医として強力にバックアップする「けんせいホームケアクリニック」、医療過疎地域でもある竹田市住民の健康を支える「竹田診療所」、さらに訪問看護ステーション、在宅総合センター、
グループホーム、有料老人ホームといった施設があります。
これらの環境により、病気だけでなく、まさに人を治すという
姿勢で責任ある医療を地域住民に
提供しています。
「医師としてのみならず人間として成長し、その上で、医師として必要な幅広い実践的な技術、知識を身に付けるため、多様な症例を積極的に経験し、家庭医・総合診療医として地域医療に貢献できる診療能力を身に付ける」これは、“大分県医療生協 総合診療専門研修プログラム”の共通テーマです。
大切にしてほしいことは、「患者さんを治すこと、そして、患者さんの暮らしを守ること」です。
大分県医療生協 総合診療専門研修プログラム(以下、当研修PG)は、地域の中で患者をとらえ、必要な医療ニーズを分析し、地域に適切な医療を還元できる医師を養成することを目的としています。
大分健生病院は小児から高齢者まで急性期だけでなく、慢性期から在宅までを視野にいれた保健医療活動を行っています。内科を中心とした総合診療方式で、プライマリ・ケアを担う力量とともに基礎的総合的臨床能力を取得できる研修を行います。
また、医局は、臓器別の垣根がなく、カンファレンスでは各科の医師が同じ場所でひとりの患者さんの治療方針について考えます。
総合診療専門研修は診療所・中小病院における総合診療専門研修Ⅰと病院総合診療部門における総合診療専門研修Ⅱで構成されます。当研修PG では大分健生病院において総合診療専門研修Ⅱを 6 ヶ月以上、竹田診療所にて総合診療専門研修Ⅰを 6ヶ月以上、合計で 18 ヶ月の研修を行います。
必須領域別研修として、アルメイダ病院もしくは大分赤十字病院、大分健生病院にて内科 12ヶ月の研修を行います。
大分健生病院、もしくは大分こども病院にて3ヶ月の研修を行います。
大分整形外科病院にて整形外科の研修を、アルメイダ病院にて産婦人科・泌尿器科の研修を、大分健生病院にて・皮膚科・小児科の研修を行うことが可能です。合計6 ヶ月の範囲で専攻医の意向を踏まえて決定します。また、経験が不足する症例等がある場合は、連携施設と協議をした上で、必修科研修中に、週1回の範囲で、その他の領域診療科や訪問診療、地域保健研修等を組み込むことも可能としています。
1) 研修期間を満了し、かつ認定された研修施設で総合診療専門研修ⅠおよびⅡ各 6ヶ月以上・合計 18 ヶ月以上、内科研修 12 ヶ月以上、小児科研修 3 ヶ月以上、救急科研修 3 ヶ月以上を行っていること。
2) 専攻医自身による自己評価と省察の記録、作成した経験省察研修録を通じて、到達目標がカリキュラムに定められた基準に到達していること
3) 研修手帳に記録された経験目標が全てカリキュラムに定められた基準に到達していること
4) 研修期間中複数回実施される、医師・看護師・事務員等の多職種による 360 度評価(コミュニケーション、チームワーク、公益に資する職業規範)の結果も重視する。
ご希望の方は、本サイトの下にありますお問い合わせフォームよりお申込みください。
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大分県大分市古ケ鶴1-1-15 担当:医局秘書課 濱村